からはっそう&
2011.5.14
カラハッソウ谷、神仙平、奥駆舟タワ、楊子ノ宿小屋
そう 五月の十四日の春のことじゃった。
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ノン姫は じいをお供に
一泊分のザックを背負い込み
タフで地味なナ~ガ~イ アスファルト林道を
ひたすら ひたすら 歩るいた。
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- じいってば この道で合ってるの
もう大分飽きてきたんだけど 小腹も空いたし
- ならば姫 お昼としましょうか
そういえば かれこれ三時間も歩いていた。
塩梅よくあった枯れた倒木に腰掛けて
太くりっぱな木が 背もたれと日よけになった。
- よっこらしょ。どっこらしょ。
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じいは そんなお昼の一時
しばし 斥候となり状況を見定めた。
- 姫 おまたせしました。
じいはもどると 懐より双眼鏡を取り出した。
- 姫 いよいよですろ 夢にまで見た
あの涸れた沢と神の宿る高原に会えますろ
ほら 雑木林の明るい先に 見え隠れしますぞ。
姫とじいは 残りのチカラを振り絞り
先をいそいだ
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それはまさに言葉の要らぬ 桃源郷でした。
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-じい これが憧れの楽園なの。
10年版山と高原地図に名はあるが
登山道の書かれて無い 秘境カラハッソウ谷
その上の 絶景神仙平、奥駆舟タワルートなの。
- 姫 さように やっとでございます。
なんとかかんとか辿り着けましたなあ
ようここまで辛抱なさった。
それではそこにお立ち下されませ。
記録の記念でございます。
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じいは 武者震るう手で
現代の英知 デジカメなるものを構えた。
- じいや まだまだ感動はとっときましょう。
この上のあの奥駆の稜線の直下の
そう。 神仙平から股覗き のお仕事が
待っているのですから。
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それからそれから 姫とじい。
奥駆の風とたわむれ 新緑に恋して
今宵のお宿 楊子ノ宿まで
もう一息を ごゆるりと楽しんだ。
つづく、、。
(からはっそう谷としんせん平@林道、カラハッソウ谷、神仙平、奥駆出合舟タワ、楊子ノ宿小屋) - 239
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