1-10

覚悟の雨と伝説の晴れ男

僕はアントン、

最近は少しゲロンパもするけど、

精一杯“今”を生きてる。

ちょぴり寂しい時は、

若や姫が山の準備をする前の晩かな、

だけど山から帰って来ると、何やら

うれしそうに疲れてるふたりに抱っこされるのが

一番好きなんだ。

だから僕、

病気にも負けずに強く生きなきゃと思うんだ。

朝も相変わらずの雨模様

ジイたちは、

少しうつむき加減でいつもの元気もない。

山はどう見ても白くスッポリと厚い雲に覆われている。

間違いなく雨、100%天気は望めそうに無いのだ。

Oジイ、wジイ、ノン姫の3人は揃って

-ケーブルにするわ

と、ハモル。覚悟は決めていた。

-よし、12月の冷たい雨に濡れて登ろう!

トチノキのザンバラ髪の浪人は今日も笑ってる。

そんな笑顔も今日は素直になれない。

-Oジイを先頭にして、30分に一度休憩をとります。

と、はじめに念をオシテから、

ジイたちと、大きな丸木と沢が目印の細尾谷に入る。

ノン姫も -Oジイをぬかさないように

と、やんわり一言。

そう、マイペースとチームワークの両立が大切なのだ。

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かれこれ3年を迎える山@くらぶも、

何事もなくここまでやってこれたのは、

それぞれの日々の鍛錬や

まとまりであるのだから。

これからも続けられるよう末永くよろしく。と願った。

心配していた雨は、

深い霧雨となって肌をひんやり濡らしてゆく。

そして、

ジイたちは深い霧の幻想的な細尾谷を体験することに。

(納山祭①細尾谷)-10

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季節の気持ちを確かめに

秋を彩るグラディションの

葉っぱの上をサクサクと

歩いていたら ふと

切り口が白く目立つ木が

気になった。

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-近くの電線の

邪魔になったのだろう。


ⓗジイが寂しげに

ポツリと呟いた。

霜月、小雪と紅葉の

どっちつかずな季節の

気持ちを確かめに

細尾谷から登り始めた

ジイとノン姫。

ケーブル下に10時

ニュートラルな体は

ようやく温まり始めたばかりだった。

程なく開いたゲートをくぐると

ジイたちを迎えるように

古木totinokiがあった。

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見ると樹齢300年とある。

まさに時代をまたぎ

今尚、この地を見守り続けているのだ

デジカメを構えて

古木としばらく対座すると

やわら ザンバラ髪の浪人がこっちを見てた。

-そっちの具合はどうだい

あくせく生きてやしないかい

浪人がニッコリ笑った。

ファインダーから目線を外すと

変わらぬ古木がただ立っていた。


(季節のきもちを確かめに@細尾谷)-9

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指で四角く風景をとらえて

一歩足を踏み入れる。

程よい長さに刈り上げられた

黄金色の高原がある。

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しばらく立ち止まり

首が痛くなるほどの

パノラマに見入ってしまう。

そして、指で

四角く風景をとらえてみると

どの角度も描きたくなるほどの

胸の高鳴りを感じてしまう。

カメラ越しに山の稜線と

空色の青を見ていると

偶然、白線を流す747が

フレームに飛び込んできた。

そんな風にhジイとふたりで

風と格闘しながら感動激写してる間に

他のジイやノン姫は既に

高見の見物を決め込んでいた。

-おまたせ。あそこの少し

ひらけた処でお昼にしましょう。

ふたりが合流して しばしまったり。

キャプテンスタッグのコンロで

お湯が沸くあいだ

そこから裏手の山々の情景を楽しんだ。

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.

ここ大和はどこからも山の存在を感じる。

それはまるで

母の胸に抱かれた乳飲み子のように

生活するということ

そんな幸せな時を今日も過ごした。

帰り際 入り口のさっきの

おばちゃんに声をかけた。

-ホンマ今日は笑いが止まらんやろ

すかさず返された。

.

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.
そう

彼女は雇われてるだけ

彼女にとって

ただ忙しいだけの週末なのだから。

-8

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山の稜線と空色の青

「オハヨウ」「コンチワ」

山では  初めて会った人たちが

家族や親しい友達のように

声をかけあう。そう

どの言葉も優しさ満ちている。

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 モウ少しやで」「ヨウ頑張ったなぁ」

今日はどれだけの出会いが待っているだろうか。

 「アリガトオ」「お先に」「ほなぁサイナラ」

だれもが ほほ笑み(そして)自然に孵(かえ)るひととき。

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それから

ばらくゆるやかなカーブを登りつめて

程よい空き地に  それぞれの車をよせた。

-しっかり整備された公道は(キレイ)だけど、

人にも山にもやさしくないよね。

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.
 

-便利に登りやすくなる代わりに、

マナーの解らない人もゴミも多くなるのだからね。 

キコキコと足首がきしみだす、

地道では感じないこの足の違和感。

ごまかしながら、

ボヤキながらひたすら歩くジイたち。

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最後の通りを左へ直角に曲がると

連なった先っぽの車を駐車場に

手際よく誘導する元気なおばちゃんがいた。

-キビキビしてるね。

今日は、沢山だから、ヤリガイあるよね。

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そして、

登山口のカンバン前で

みんな揃って、ハイ(パチり!)。

カメラは、お手のもののhジイ

動画に情熱を燃やす若ジイ。

その後の(くらぶの思い出)作りは、

hジイの手腕によるものだ。

頂くばかりで(ありがとう)しか言えないけど、

山@くらぶのアルバム大賞と、

たった一人の皆勤賞は、

皆んな納得の一番星、hジイにきまりなのだ。

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(また、、クシャミしてるかな)  

そして 細いススキの階段を上がると

想像以上の情景が待っていた。

(山の稜線と空色の青色@曽爾高原)-7 

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Oジイの山の絵日記

陽光が眩しい。

雪解け水を集めた梓川が青くきらめいている。

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.上高地のケショウヤナギの初々しい緑が目に入る。

久し振りに来た上高地より、徳沢、横尾経由にて涸沢へ入り、奥穂高へのルート。

何年振りかで見る穂高連峰の峰々いつ来てもやさしく、又は厳しく迎えてくれる。

横尾谷に入り、いつもどおり本谷橋でひと休みして、

橋から見上げる。

(屏風岩)40年程前に登った事を思い出すと同時に、その時のザイルパートナーも

先日亡くなり、色々な思い出が頭をよぎる一刻です。

しかし(やっぱり来てよかった)と心から思う。

本谷橋を過ぎ深い堅い雪に覆われているルートを、涸沢めざし(あえぎ、あえぎ)登る

事2時間余り やっと、個沢ヒユッテの尾根。そこからが非常に長く感じる行程である。

真っ白な涸沢カールは  アイスクリームをスプーンですくい取った跡みたい。

「長い時間をかけて、

氷河によって削られて出来た容器である」=(涸沢カール)

今日は涸沢ヒュッテにて泊まる。

翌朝5時、個沢ヒュッテを出発。

あたりはまだほの暗い、空は紺碧の青さである。

西には半月の月が残っている。

最初からアイゼンを着け、真っ直ぐ上を目指す。

何もかも雪に埋まっているので、穂高岳山荘まで

ほぼ一直線の(直登)である。

(静かだ)すべての音が雪に吸い込まれているみたいだ。

ピッケルを突く音、

左足、右足、ピッケルを抜く音と単調な登りである。

ザイテングラードが右に見えると、傾斜が急になり、

アイゼンの爪をきかせながら雪面を蹴り込んで登る事2時間、

やっとの思いで穂高岳山荘に到着。

少し休憩を取り、奥穂の山頂へ。

出だしのハシゴには、雪がついておらず夏山ルートを登る。

その後、正面の雪の壁を登る事になる。

まだまだ雪堅くピッケルも刺さらない、

アイゼンを深く蹴り込み一歩一歩確実に登る。

その難所を過ぎ、岩場に出た所で一本を立てる。

ふたつ目の雪壁を越えると視界には、槍ヶ岳、壮六岳をはじめ、

残雪の峰々が広がってくる。

周囲が白いだけに黒く浮き上がる。

ジャンダルムが非常な迫力で目の前に聳(そび)える。

Am11ついに(山頂)に到着する。 眼下には梓川河原を望み

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.その先に上高地や大正池まではっきりと観える。

上空は、あくまでも青く、最高の天気である。

下山の時間が気にかかって、即、下りる事に。

下山には浮石を踏まない様に、

登るよりも気をつかいながら穂高岳山荘へ。

しばし休憩後、一気にグリセードにて涸沢まで。

まわりを見れば涸沢、槍、北穂高、前穂高と最高の気分にて、

横尾まで下がる。

横尾山荘にて今日は泊まる事にして、

明朝、上高地より沢渡までバス、沢渡より愛車にて自宅まで。

楽しい山行きであったことをお伝えしたく、ペンをとりました。 (Oジイ)

Oジイの山の絵日記これからも、楽しみにお待ち下さいませ。

(Oじいの絵日記@残雪期の奥穂高岳)-6 

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風と草原の織りなす情景

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気持ちのいい風だった。

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右手のカメラの収まりがつかず

吹き飛ばされそうになりながらも

ただ夢中で草原の織りなす

情景を焼き付けようとしていた。

そう 今   雲がゆっくりと

ススキの揺らめきに折り重なる様にして

通り過ぎたところだった。

10月のとある日

ノン姫とジイたちは新鮮な気持ちを抑えきれずにいた。

待ち合わせも、いつもより1時間早く集まることにした。

サンプラでお決まりのおむすびとカップヌードルを買い込んで、

いよいよ番外編のはじまりはじまり。

-レッツゴー!さあいくぞ! -まるで気分は遠足だった。

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一行は、水越峠をちょいとまたぎ

葛城山を西に仰ぎR30を北へとった。

それから

八木駅で合流したジイふたりに

ナビゲーターになってもらい、さらに車を東へ走らせた。

(山@くらぶとして2度目の大和入り、

大台ケ原以来6ヶ月ぶりということになった。)

大和高田のにぎわいを後にして、小1時間たっただろうか

(絵になる)だんだん畑をわき見しながら進むと、

はじめの(こぶ山)が見えてきた。

そして、先をゆくhジイがおもむろに車を停めた

-いいですなあ

-ホンマに何ともいえませんなあ

連なるように姫とふたりのbBを静かに寄せた。

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894mの鎧岳が凛としてあたかも門番のように

-ようこそ、よろしくな

とでも言いたげな風格を漂わせていた。

山と青い空白い雲

みごとなコントラストだった

高さ200m岸壁1.5kの屏風岩から920mの兜岳

撮りたくなる鎧岳

それに伝説の小太郎岩

つらなる曽爾の山々がさらなる期待を予感させていた。      

山に入ると、亀の湯を過ぎたあたりからにわかに混みだしてきた。 

(風と草原の織りなす情景@曽爾高原)-5

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秋ハ秋ナリ 冬ハ冬ナリ

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今日も昼休みを利用して、 

ジイたちはいつもの新町池でお散歩。

ただ、池の周りをぐるぐる

と回るだけだけど、このひと時は、

次なる山への大切な 財産になっているのだ。

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.そこからは西方に

金剛  葛城  二上の山々が一望できる。

真逆の石川から望むそれより迫力があり

黒く大きい。

山は見る方角で印象が

こんなにも違うんだとあらためて感じる。

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それは、登るルートからも言える。

とりわけ金剛山は、ずば抜けて多い。

眺めの尾根  涼の沢

根性の急坂、不屈の階段

と ジイたちを夢中にさせるのだ。

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.そして  この新町池には

今の時期多くの鴨が集まってくる。

かわるがわる 訪れるジイたちに

-山の魅力はなんですか?

と、鴨の口から 少し聞いてみたい気がした。

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.着信音が鳴った。

いつもの聞きなれた声がした。

-どのあたりにいるん

-ケーブル降りて歩いてるとこや

-もうじきやね

切ると  通りの向こうの角から

同じ声がこだました。

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みんなで笑ってお出迎え。

医者に無罪放免を

つげられたのだという。

とりあえず、

無事会えて良かった。

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.それから、きびすを返して

金剛桜の広場でお昼をいただき

しばしのんびりと

ここまでのいきさつに花が咲く。

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-こうゆう山行きも

刺激があっていいものだ

と  妙な納得をして 大笑いして

-そろそろ帰ろか

と 言う事に。

そして 

はじまりの青崩と 再会の遊歩道は

.山@くらぶの ひとつの大きな財産になった。

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.♪山よサヨナラごきげんよろしゅう(Oジイ)

♪又来る時にも 笑っておくれ(ノン姫)

.(秋ハ秋ナリ冬ハ冬ナリ@青崩れ) -4   

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再会の遊歩道

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青崩の森の隙間から

透けるようなが見える、

そして何より心が嬉しい日。

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実はOジイとは

山@くらぶ立ち上げの時からの付き合いで

歳も離れているけど  裏表なくお互い向き合ってきた。

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0ジイは、スケッチなどをたしなみ、歴史や

時事などに詳しく 素直に自分の意見を言ってくれる。

ある意味   タテマエ主義の世の中において

公私共に信頼できる  大切な存在でもある。

-こんな事を言うと  きっと 今も寝床でクシャミかなぁ

  明日聞いてみようっと。

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そんな太陽ともいうべき  Oジイの

全快祝いで 山@くらぶカムバックの日でもある。

Oジイが居ない山@くらぶは クリープの無い

コーヒーみたいなものだからだ。

そして

先発組4人と後発のOジイとの金剛岳(1125)

での再会の時が迫っていた。

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そう、先の着信はOジイに他ならないのだ。

歩きながら幾度となく着信はあるが

<141>と表示されるだけ。

- まあ、その内連絡つけばいいか

と  携帯に気を取られてる間

ジイたちから遅れた分を駆け足で詰める事にする。

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そして

いつもの下山の一服場所 

セト分岐で  ようやく追いついた。

しかし  ホットするのも束の間

それから  じい二人はますます元気に。

後から姫とふたりしてついて行くのがやっとであった。

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汗だくのTシャツを着替え

頂の井戸でさっぱり顔を洗い

もう一度、携帯の着信に目をやる。

そして

捺印所でいつもの判子を押してもらう。

もう70回にもなった  何だか子供のように嬉しい

更にお腹が空いた

と 思ったら、昼の1時を過ぎていた。

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Oジイとは2時を目安に

売店での合流を約束していたので

あと1時間位余裕はあるのだが

あらためて  Oジイから伝言が無いか

売店の親父に聞いてみた。

どうやら先に着いたような気配もない。

そこで  ジイたちと姫には残ってもらい

一人で迎えに行くつもりであったのだが、

結局、どうせ行くなら全員でという事になった。

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-何だろう

こういう思いでハラハラドキドキと

胸躍らせて再会を楽しみにする感じは。

最近においては、

そう姫が動けなくて横浜まで迎えに行った、

東名高速の海老名サービスエリアの感じだろうか。

葛城神社を過ぎて遊歩道を歩き出すと、

着信音が鳴った。

(再会の遊歩道@青崩) -3

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ふたつの峠 始りの青崩

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姫とじいたちの住む富田林から

奈良側への山越えには、竹ノ内と

水越という2つの峠がある。

ちょうど南北に 登ってください。

程よい位置にある。

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そして

朝夕の通勤道として日々山の移ろいを

楽しませてくれるのだから、まったくもって、

幸せなジイたち、なのである。

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そんな峠の水越からの

愛と再会の青崩道が始まった。

姫とじいたちは

ウオーミングアップもそこそこに

迷いの無い

真っ直ぐ延びた青崩道を入って行く。

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金剛岳1125mへアプローチは少し長めの尾根道。

一つ目の休憩ポイントまで、暫く勾配のある杉と檜の森を進む。

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この辺りは気持ちいいほど手入れが行き届いている。

間伐作業も頻繁に行なわれていて お日様も風も適度に

木々たちに生きる活力を与えてくれているのが解る。

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そう  野放しの植林は 森を死なせてしまうのだから。

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さて、ジイたちも

そろそろお疲れ気味に、

-ここら辺で休憩としましょうか

すると、吉備だんごが サッと出てくる。

たまらなく美味しい。

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そして

それぞれ持ち寄った ジイたちの

ココロヅクシ 

ありがたくほうばる。

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心もお腹も満足して さあ  

これからが

胸突き八丁というところ。

登り始めが10時47分だから、

あと少しで 半分の

葛城山の展望ポイントに辿り着けるのだ。

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少しづつ高度が上がってゆくと、

ゆっくりと紅葉仕度が始まりだしていた。

今年は例年より少し遅い。

やっぱり青崩の魅力は自然道

植林と雑木林が入り混じって花々も

健気に自己主張している。

展望の丸木で3回目の休憩。

携帯の着信音がする。

-もしやOジイしかし繋がらないのである。  

(二つの峠はじまりの青崩①)-2

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くらぶのはじまり。

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ハジメマシテ

そして、山@くらぶへようこそ。

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山をはじめたキッカケ

を聞かれると決まって

姫のリハビリと後輩を

元気にする為

などと言うことにしている。

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実際のところ

極めて個人的なストレス解消と

単なる運動不足 だったりするのでアル。

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ましてや

目の前に広がる金剛葛城山脈の

麓であるから 近場でそれに

お金のかからない 休日の楽しみ方。

だったりもするのでアル。

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ベースは、

学校の耐寒登山やら

ほのぼの家族登山なのだろう。

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-しかし好くもまぁ  しんどいおもいして

何が面白くて山登りなどするのだろう。

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と、ついこの間まで

頭の片隅にも無かったのに

-ひとりでも登るの?

と姫に聞かれて

-とんでもない!

と即答したあの頃が懐かしくもある

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今日この頃でアル。

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変わればかわるもので

山に登る日が

指折り数えてこんなにも

待ち遠しいなんて

.

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不思議な感覚なのである

ともあれ、こうして元気に

登り続けられることに感謝して

山への熱き想いをしたためてお届けできたら

そんな感じです。

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(くらぶのはじまり@金剛、岩湧) 吉日 -1

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